モントリオールの夏が嫌いな理由
私が住むカナダ、モントリオールは夏が短く冬が長い場所です。だいたい10月には初雪が降り、氷と雪に閉ざされる時期は11月から4月末まで続きます。夏はといえば、「暑-っ」と感じるような日は、おそらく実質7~10日間くらい。
ここに引っ越してくるまで、通年の最低気温が9度(マイナスじゃないよ)を下回ることのない香港に10年近く住んでいた私にとって、ここの夏はモノタラず、「夏が来た!」と思った瞬間に「夏の終わり」を感じる、という具合で。
それでも、街の人々は短い夏を精一杯謳歌します。また、夏の間日照時間が長くなるので、少々寝不足になっても夏と日差しをエンジョイします。
これは私も同感なんですけどね。。。
問題は、その騒音。
近所の騒音で眠れないことしばしば。
夏、暑い日には30度を超えることもありますが、うちにはエアコンがない(ちなみに香港では暖房がなかった)。
それで、窓を開放して過ごすしかないわけですが、昼間も夜もけっこうウルサイ。
昼間は日曜大工の音、夜は屋外でのパーティや話し声による騒音です。
「話し声ってそんなにうるさいもの?」と思うかもしれませんが、コチラの方は発声が良いのか、けっこう「通る声」の方が多く、しかも、建物が煉瓦や石造りなので、あちこちにエコーします。
いったい、どこでしゃべっているのか、どこからどこへ反射して、我が家の窓から侵入する音なのか、不明。
さらには、最近引っ越してきた隣人でしょうか。階下の人たちが夜中にベランダでおしゃべりをしながら、タバコを吸っていました。
少しばかりお酒も入っていた私は、眠れなくてイライラして、
「(英語で)ねえ、ちょっと黙ってくんない? 眠れないんだけど」
と窓の外に向かって叫びました。
私の声も近所の煉瓦壁に反射エコーしていたことでしょう。
「Please」も「Excuse me」もなく、とてもルーズな言い方だったのは少し反省します。でも、真夜中だよ。香港の繁華街じゃないんだから。
すると階下からはすぐさま、
「Oui.(フランス語で「Yes」)」という男性の声が。
それで、いったん静かになったものの、しばらくして、また、ボソボソしゃべりだす始末。
これには、いい加減、夫もキレて、フランス語で彼らを注意してました。で、またいったん静かになるものの、やっぱりまだしゃべってる。
そんなに話がしたいなら、その辺のバーにでも行けば? と思うんですけどね。
翌朝、あまりにも腹が立つので、それで詩を書いたった。
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