私は現在日本に住んでいないので、日本のメディアがどんなふうに情報を配信しているのか把握しておりません。でも、ネットで見る限り、老後不安とか年金不安とか「ちょっと煽りすぎでは・・・」という危機感を感じているので、素直にその気持ちをつづっておきます。
本当にそんなに大金が必要なのか?
日本では多分、テレビでも雑誌でもその手の話でもちきりなのでしょう。みんなお金の話は好きですからね。
でも、行き過ぎた情報発信は「洗脳」と紙一重だということも忘れないようにしましょう。
老後資産としていくら必要か、国民年金だといくら不足するかという話、その背後に銀行や投資会社、保険会社などがスポンサーについていたら、特に要注意です。
それは「報道」ではなく「広告」です。ネットの情報でも同じこと。「日本人女性の○割はカルシウム不足で骨粗しょう症のリスクがあるので牛乳を飲みましょう」と同じロジックです。
そもそも、生活にかかるお金はどこに住むかで大きく変わってきます。
その試算の元となっている単位金額が果たして東京の数字なのか、島根県の数字なのか、確認する必要があるのではないでしょうか。それで、自分がどこに住みたいのか。そもそも、日本に住み続けることを前提とした話です。
何歳まで生きるつもりですか?
現状から推定して、何年には何歳以上の人が何割、という試算もありますが、それも「都合の良い数字で作ってない?」と感じるのは私だけでしょうか。
本当にそんな年齢まで自分は生きているのか。
「アメリカ人の多くは自分は長生きできると信じているし、長生きする権利があると信じ込んでいる」と皮肉っているアメリカ人著者もいますが、日本人も同じこと。
平均寿命はあくまでも平均寿命です。万が一長生きしてしまった時のために、今の生活を切りつめ、「現在」を楽しめないようでは、本末転倒ではないでしょうか。だって、明日死ぬかもしれないのに…?
運よく事故などに巻き込まれなかったとして、自らの健康と寿命を決定する要因は、食事、ストレス、生活習慣です。今の生活を切りつめて不安で押しつぶされて、それって寿命を縮めていませんか?
みんなが買ってるから自分も買うがイチバン危険
これは特に株式などの投資の話。みんなが買っているからという理由だけで、商品に手を出すのは危険です。もし、投資などの金融商品をやってみたいなら、他人が買っていないものを検討するべきです。
「みんなが今買っているもの」は「みんなで将来損をするもの」であり、一部のプロの投資家だけが設ける商品である可能性が高いことをお忘れなく、不動産も同じです。
ものすごいスピードで変化する未来へ
未来のことについて、想像力をたくましくしてみましょう。
今のハイテクがどのくらい進んでいるのか、世界の人々が何を考え、どんな理想の未来像を描いているのか。
この10年間でも、大きく変化しました。変化の速度はもっと早まるでしょう。自分が80代90代になるのは、あと何年後なのか。その時の未来はどんな風に変わっている可能性があるか。
暗号通貨(リアルの通貨の価値はどうなる?)、移動手段のシェアリング(車とかバイクとか他)、衛星によるインターネット接続網(離島にいてもネット接続できるかも)、昆虫食(虫を食べること)、遠隔操作による医療、自動運転、ベーシックインカム、AI、移民政策…
20年後くらいの近い将来でも、どんなふうに変化しているか、わかりませんよ^^♪
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