自分のボイスブログを聞くのがどんどん好きになる私はこんなにナルシストだったのかと思う件
「なに、ニヤニヤ笑ってんの?」と夫にのぞき込まれて、ぷっと笑った。「どうせ、自分のポッドキャスト聞いてたんでしょ」と見透かされている私。イヤホンで聞いてたんですけど、つい笑みがこぼれてしまっていたらしい。
少し前からボイスブログ(音声ブログ)を配信しているんですけど、一番聞いているのは自分じゃないかって思っているんですよね。
自分の書いた文章好きですか?
ブロガーなら自分の書いた記事は何度も読み直すと思うんですが、自分の文章に酔いしれることってあるんでしょうか、笑?
「おれ、なんか、いいこと言ってるよなー」
「私、この記事のここのフレーズ好きなんだよねー」
とか、思ったりしますか?
私はいつも大量に記事を書きたいと思っている方なので、実は自分の書いた文章って、書きっぱなしなことが多いんですよね。リライトとかも、正直嫌いです(他人にはする方がいいですよ、とか言ってますが…)
ところが、自分のボイスブログはつい何回も聞いてしまうんですよね、しかもニヤつきながら。
自分の声はキライ
鏡で自分の顔は毎朝見る人でも、自分の声を自分で毎日聞く人っていないんじゃないでしょうか、声や歌で仕事をしている人を別にしては。
私は以前、会議の録音でたまたま入っていた自分の声を聞いて、ショックを受けたことがあります。
「誰だ、このエラソーな女は」
と思ったら、自分だったという話で。
かなりツンケンした話し方だったこともありますが、自分の声に幻滅した瞬間です。それ以来、自分の声が大嫌いなので、まさかボイスブログをやることになるとは思わなかったんですよね。
なんでボイスブログ始めたの?
じゃ、なんで始めたんだよ。
と思いますよね。
私もそう思います、笑。
多分、一番大きな理由は、ポッドキャストが好きだからだったからかもしれません。
いつか自分でもそういう番組をやってみたいと、うっすらと夢見ていたんですよね。でも、自分の声嫌いだし、しゃべるの苦手だし、できないやろ、と思っていました。
でも、「どうせ、配信しても最初はだれにも聞かれないから、やっちゃうか?」というノリで始めてしまったのです。
その結果…
最初の収録はやはりむちゃくちゃ緊張しました。何回も撮り直したし、そのたびに自分の声を聴くのがこっぱずかしくて...。
それでも人間なんでも慣れるもので、繰り返して行ううちに、じわじわと自分の声が好きになってきたんですよね。トークも、最初に比べるとかなりリラックスして話せるようになりました。
しかも、口下手で話すことにコンプレックスを持っていましたが、回数を重ねるうちに話し方もマシになってきたように思います。
人間、コンプレックスを持っていることに限って、正面から向かい合ってみることで、意外に克服できるものなのかもしれませんね。