はな劇場

地下1階。土壁に囲まれた、アップライトピアノとステージだけの場末パブ。Googleマップには載っていません。

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海外に出るのに年齢は関係あるの?

海外在住歴が長いと、こういう質問をされることがあります。

 

海外に出たい、海外で働きたい、海外で学びたいと思っている人にとって、「年齢」は非常に気になるポイントでしょう。

私も自分がいざ海外に出ようというときには、やはり年齢を気にしたので、その気持ち、よーく分かります。

 

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「海外に出るなら若い方がいい」と、おそらく多くの人はこう考えているのではないかな、と思います。

 

若い方が体力的にも有利だし、柔軟性が高いので、異文化世界に飛び込んでも比較的容易に順応できそうです。

 

その考えが間違っているとは思いません。

 

また、ワーキングホリデーや、海外の大学に留学する際、具体的に何歳までと年齢制限がある場合もあります。

 

でも、「もう年だから」といって、海外に出ることをあきらめてしまうのはもったいないと思うのです。

 

たしかに、査証や学校、コースの中には、年齢によって申請できないものもあります。

しかし、いくつになっても何らかの方法で海外に住む、海外で働く道は残されていると思うのです。

 

私の場合、若いころから海外で暮らしてみたいと憧れてはいました。

でも、実際に海外に「住もう!」となったのは、29歳のときでした。

 

すでに、ワーキングホリデーの中には申請できない国もあり、30歳を目の前にしてギリギリ申請可能な国もありました。

 

「今、思い切って行動しなくては、多分もうこの夢を叶えることはできなくなる」

と焦っていたのを覚えています。

 

けれども、現実に海外に出てしまうと、私よりもはるかに遅い年齢から海外暮らしを始めた人もたくさんいました。

 

その多くは日本でキャリアと経験を積み、その実力をかわれて海外で就職した人たちです。その中には、その後、海外起業したという人もいました。

 

彼らのように実力を認められ、人材として海外に「呼ばれた」人たちは、必ずしも現地の言葉ができたわけではありません。

スキルのある人材として日本国外へとスカウトされる人には、たいてい現地通訳が付きます。

 

そして、海外で仕事をしながら、現地生活に必要な言葉を学習していくという過程を経るようです。

 

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今はコロナによって入国制限や渡航制限があり、以前ほども自由に国境を超えて活動することは難しくなってきています。

 

それでも、外国人を受け入れている国はありますし、いつまでもコロナを理由に行動しないというわけにはいかなくなるでしょう。

 

あるいは、このコロナによる不自由さを「将来の準備として、今は国内でスキルアップする時期」と考えることもできます。

 

「若いころにもっとこうしておけばよかった」とは、だれしもが考えることですが、当然ながら過ぎ去ってしまった時間を元に戻すことはできません。

 

ならば、自分の年齢で、自分のスキルで、「今できることはなんだろう」と考えることが、明るい将来への一歩だと思うのです。