【ケチの美学】我が家でも雨水利用しようとしているんだけど
「ケチくさい」という言葉は、たいていの場合ネガティブな表現と受け取られる。
日本のバブル経済はとうの昔に崩壊しているのに、それでもまだ「消費することが美徳」という風潮は消滅しないらしい。
でも、私は「ケチは美しい」と思うので…、ケチの美学について連載してみようかな(できるかな?)。
雨水の再利用
こちらのブロガーさんのお宅では、雨水と小川の水で生活用水を補っていらっしゃるようです。(とても参考になる記事なので引用しましたが、この方がケチだといっているわけではありません)
「すごく参考になる」と思ったのは、私たちの田舎でも雨水利用のシステムを改良しようと考えているためです。
我が家の水供給事情
上の記事の中で、
世界で水道水が飲める国は13カ国しか無いそうです。
という記述がありますが、カナダはその13か国に入っているようです。
そもそもカナダは水資源が豊富な国で、水道水もそのまま飲用可能です。水道代、電気代(水力発電が60%を占める)が安い国としても知られています。
ただし、ウチの田舎の家は水道が通っておらず、井戸水を使用しています。
井戸水といっても、水資源が貧しいということはないと思うのですが、それでも私のイギリス人夫は、水の使用に関してはかなり「ケチ」な方です。
ケチなのは「水」だけではないのですが…とにかく、私が蛇口からジャバジャバ水を流していると、蛇口をひねって水の流れを細くしたりします。
彼はこれまでにいろいろな国を旅していて、現在もアフリカなどへの出張が多いため、資源が十分でない場所の事情をよく知っています。だから、水や電気を浪費する姿勢に対してとても敏感なのです。
お金の節約ではなくて、「資源の浪費は悪だ」という思考です。
ちなみに、我が家でお水が大量に使えない理由には、もう一つ事情があります。
それは、下水タンク(実は手作り!)の容量が小さすぎて、排水量が増えると汚水があふれてくるためです…。これはこれでどうなのかなぁと思うのですが。
雨水利用の話に戻ります
ウチの井戸水が不足しそうという話はないのですが、やはり雨水は使えるものなら使いたいところです。我が家では、雨水を大型のバケツにためて、畑の水やりに使用しています。
夏場になると数日間雨が降らないという時もあります。貯めていた雨水がなくなってしまった時には、仕方なく井戸からくみ上げる水を畑に使用します。
ただ、我が家の雨水利用システムはとても原始的で(要するに、コレも手作り)、効率よく雨水を集められてはいません。これからまだまだ改良の余地がありそうです。
―――それにしても、冬の間大量に積もった雪を見ていると、なんとももったいない気分になります。
この雪は春の雪解け時には一気に水になるわけですが、ときには洪水被害をもたらすこともあります。
雨が降らず畑に使う水に困ることもある夏のことを考えると、つくづく、自然はなかなか人間様の思い通りにはならないと思うのでした。