公共交通機関を使うならコロナに感染するものとして行動する方がいいかも
大阪で、医療非常事態宣言が出たそうですね。
ちょうどそれと前後して、友人に、「それ、コロナかもしれないよ」と、私が余計な――だったかもしれない――ことを言ってしまった人がいて、
彼女の扱われ方が、けっこうひどい…
ブログ書いたよー。
— 月ノ羽衣 (@_moonrobe_) 2022年2月8日
見事に検査難民になったよ。
僕はしばらく誰とも関わらない。
今、大阪ではそれしかできることがない。#Mediumhttps://t.co/LGyafexLRY
大阪って、今、こんなになってんのー!?
と、ショックを受けました。
彼女は若いし、私が知っている限り重症化しそうな基礎疾患もないので、
万が一コロナだったとしても、軽症ですむかもしれないとは、ご本人も思っているでしょう。
でも、重症化リスクの人にとっては、生死にかかわる問題ですよね。
*本投稿にはCovid-19に関する情報が含まれますが、個人の体験に基づくものです。
私は医療関係者ではなく、医療健康に関するアドバイスなどを提供するものではありません)
抗原検査キットを用意しておくことのメリット
それで、思わず、日本の実家に住んでいる両親に電話をしてしまいました。
大阪じゃないけど、近畿圏なので、いつ同じような状況になってもおかしくないと思って。
両親は70代のうえ、父親は肺疾患を抱えているのです。
彼らがコロナに感染したら、本当に危ない。
そしてタイミングが悪いことに、今月18日に引っ越しを予定しているのです。。。
だから、心配になって、
「前もって、抗原検査キットを入手しといた方がいいよ」
と連絡しました。
現在、抗原検査キットも入手困難となっているのかな?
でも、彼らは親戚に医療関係者がいるので、もし可能ならそのつながりから用意しておく方がいいと思ったのです。
抗原検査キットが手元にあると何がいいのかというと、
「コロナかも」と思ったときに、わざわざPCR検査をしに行かなくても済むということです。
抗原検査はPCR検査ほどの確実性はないといわれます。
それでも、「もしかして?」と思ったとき、感染リスクの高いPCR検査場に行かなくても自宅で検査できるというメリットがあります。
実際PCR検査って受けなくてもよくない?
私たち夫婦はメキシコに海外旅行中、コロナに感染しました。
そのときも、「あれ、もしかしてコロナ?」と思った時点で、持参していた抗原検査キットで検査したのです。
それで夫が陽性だったため、翌日PCR検査を受けに行きました。
このときPCR検査を受けに行ったのは、帰国のための飛行機に乗るために「PCR検査の陽性証明」が必要だったためです。
詳しくはこちらに書いてます。
もし、陽性証明が必要でなかったなら、PCR検査は受けに行かなかったでしょう。
だって、抗原検査で陽性が出ているのですから。
(ただし、検査前にオレンジジュースなどを飲んだりすると、陰性でも陽性反応がでたりすることもあるようです。確実性は低いということは理解しておきましょう)
病院でしてもらえることって?
コロナに感染したからといって病院に行っても、対症療法しかないはずです。
それに、病院の前に行列ができているのを見ていたので、自分たちが感染したときも病院には行きませんでした。
自宅療養、というか、旅行中だったので、キッチン付きのアパートメントを借りて自己隔離していただけです。
感染が分かってからは薬を飲むこともなく、普通の食事と休息で症状はおさまりました。
私たちの場合、のどの痛みと微熱がきっかけで「抗原検査してみよう」ということになったのですが、
今から考えるとその数日前に、原因不明の吐き気と頭痛がありました。
そのとき、「コロナかも」と思いつくことができたら、即自己隔離して、ウイルスをばらまかなくて済んだのにと後悔してもいます。
いつどこでコロナに感染したのか
いつ、どこでウイルスをもらってしまったんだろう、と考えるとき、
可能性が最も高いのは、エアコンバスだと思うのです。
エアコンバスは、窓を開けることができません。
それで、3時間以上の距離を移動していたので、おそらくそこで感染した可能性が高いのではないかと思っています。
「三密」がよくないといわれますが、本当にその通りだなと思います。
換気ができない、人の集まるところがやばい。
そして、両親は引っ越し先まで新幹線で移動することになっているんですね。
なんで飛行機じゃなくて新幹線なの?
―――といいたかったのですが、知らされたときはすでにチケットを取ってしまった後だったので、しかたない…
新幹線も窓開かないですよね。
山手線や大阪環状線みたいに、扉があく頻度も低いし、そもそも扉の数が少ない。
飛行機よりもリスクが高いと思うのです。
でも、もうここまで感染が広がってしまったら、
「コロナにはかかるものだ」
と思って行動するべきかもしれません。
だから、両親にも検査キットを身近に置いておくといいよ
といったんです。
イギリスの子ども家庭では抗原検査キット必須
この抗原検査キット、私たちはイギリスに行ったときに入手しました。
イギリスでは多くの家庭で使用されていて、子どもたちは学校に行く前に毎週2回検査するんですって。
すごいですね。
1箱に7検査セットが入っているので、手元にまだ残っています。
だから、これを日本の両親に送るか?
ということも考えたんですが、どうかんがえても、今から送ったのでは18日の引っ越しに間に合わない…
(しかも、使い方説明がすべて英語なので両親には読めない…)
自分がコロナにかかって、用意しておけばよかったなあと思ったものは、検査キット以外にもあって、
- 頭痛薬(鎮痛剤):これは持ってたので服用しました
- 咳止め:咳が出て眠れないときには便利
- 食料と水:自己隔離となったときに
以上のものでしょうか。
オンラインで食品が購入できる人ならいいのですが、注文してからデリバリーに時間がかかることもありますからね。
実家は地震が多い地域なので、もともと災害時のための食料と水ストックはしていて、この点については安心なんですが。
いざというとき自分を守れるのは自分です
もうでも、このような緊急時においては、自分の身は自分で守るくらいの気持ちで行動しなくては駄目だと思うのです。
日本の医療制度は非常に優れています。
海外にいると余計にそう思います。
それでも、非常事態下では、まったく別の話。
公共交通機関を利用する限り、いずれはコロナに感染するだろう
くらいの気持ちで準備しておく方がいいと思うのです。
ちなみに、ワクチンで感染を防ぎきることはできません。
私たちは、旅行前にワクチンを3回接種していましたが、それでも感染しました。
「コロナかもしれない」と思ってから、いろいろ調べたり行動しても
何物も入手しにくくなっている可能性があります。
「あのとき、ああしとけばよかったのに」
なんてことないようにしてもらいたいな、と思います。