はな劇場

地下1階。土壁に囲まれた、アップライトピアノとステージだけの場末パブ。Googleマップには載っていません。

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才能が枯れてなくなる日、文章が書けなることってあるのかな?【創造性Creativityに関するメモランダム】

Stingというシンガーソングライターがいる。数々のヒット曲を生み出しているので、おそらく曲を聴けば、「ああ、あの人か」となるんじゃないかな。

 


Sting - Englishman In New York (Official Music Video)

とか、


Sting - Shape Of My Heart (live) - Le Grand Studio RTL


Sting - Fragile

とかね。


でも、この人、一時期曲がまったく書けなかった時期があるらしい。本人の語りによると、曲が浮かばなくなった期間はなんと8年にも渡るという。


20年もの間、ヒットを生み出し続けた後に訪れた、空白の8年間。

www.npr.org

 

…the desire to write something down was not there.…

「何かを書きたいという欲望が、そこにはなくなってしまっていた」

 


曲が、文章が書けなくなる日なんてくるのだろうか。いつか、文章を書く情熱を失うことなんて、あるのだろうか。


でも、彼は、歌を書く情熱を取り戻します。

彼は「”自分は何者か”という命題から離れて、他人の物語を語り始めた時、歌があふれかえってきた」と語ります。

www.ted.com

(日本語字幕あり)

 

昔、美術教師になりたくて、中学校の教育実習にも参加したことがある。そのときの大きな課題は「子供たちに創造性クリエイティビティを教えることは、果たして可能なのだろうか」ということだった。

今の学校教育は子供の創造性を殺しているという意見もあるが。


これからAIがもっと身近になる将来、私たち個人のクリエイティビティは、より大きな意味を持つことになるのではないか。