日本人のママさんは子供の糖分摂取に無防備すぎるのでは?
私は子供がいないのですが、こっち(カナダ)での育児を見ていて、日本の親子を見るとハラハラすることがあります。それは日本の親御さんは子供に、比較的自由に甘いものを食べさせている、ということ。
子供の糖分摂取に対する考え方の差
日本には一時帰国でしか帰らないので、日本の状況をきちんと把握しているわけではないのですが、それが素直な私の印象です。
こちらでは、日本人のお母さんも、こっちのローカルの方同士の夫婦でも、子供に甘いものを与えるのは極端に嫌がります。
コッチの子供だって、子供ですから当然甘いものが好きで、チョコレートとか甘いジュースを飲みたがります。でも、「ほしい」といわれるままにスイーツやジュースを与える親はあまり多くありません。
私が子供のころは「甘いものばかり食べると虫歯が増えるからダメ」とよく言われました。こちらでは、単に虫歯を増やさないために子供のスイーツ摂取に厳しく目を光らせているのではありません。それは、幼少時に甘いものを食べる習慣が付いてしまうと肥満に結び付きやすいためです。
その他にも、糖分の過剰摂取により血糖値が急激に上下することを繰り返していると、糖分依存しやすくなることも懸念されています。
日本式食生活は必ずしも健康食ではない
海外では「和食」に健康的な印象を持っている人が多いです。ですが、平均的な日本人の食生活は、決して健康的とはいえません。まず、いえることは、一般的な日本人(私も含めて)は、塩分を過剰摂取する傾向にあります。
私もすでに、こちらの味覚に慣れてしまっているので、日本に帰って外食するととても塩辛いと感じます(でも、美味しい^^)。
ただ、日本でも塩分摂取については問題視する風潮が強くなってきているので、減塩製品なども増えてきていますよね。それに比べると、あまり意識されないのが糖分摂取です。
過剰な糖分摂取も健康を損なう
幸い、日本人の糖分摂取は、欧米人に比べると「多すぎる」という域には達していないようです(実際には日本人の糖分摂取量について、現実的なデータは存在しないようです。ただ、日本国内で消費されるプロダクトの糖分含有量から、平均値として推測することは可能です)。
糖分摂取量は、そのまま直接的に肥満のリスクを高めるものです。肥満が大きな社会問題になっている欧米では、健康に敏感な人の中には、糖分摂取量を常に気にしている人が多いのです。
かといって、日本も油断していていいのかな、と思ってしまうのですが、どうでしょうか。小さな子供が自由奔放に毎日ジュースを飲みまくっているのを見ると、他人事ながら心配になるのです。
こちらの食品はデフォルトでかなり糖分が多く含まれているので、私も気を付けるようにしています。糖分の過剰摂取は、肥満の原因になるだけでなく、老化を早めることにもなるので、アンチエイジングが気になる方も糖分量には気を付けておく方がいいかもしれません。