旅人のつどいー我が家のゲストたち
私はバックパッカーなんだけど、昨夜はひょんなことがきっかけで、我が家に旅人が4人集まることになった(私も入れて4人ね)。
先日から泊まりに来ているオーストラリア人の友人Dは、コロンビア旅行を終えてニューヨーク経由でモントリオールにやってきた。夫と彼は25年会っていないというので、ニューヨークに立ち寄ったついでに、こっちまで足を延ばしてきたわけ。
モントリオールにやってきた彼は、ふと、以前グアテマラで会った旅行者もここに住んでいることを思い出したらしい。それで、「いっしょにビールでも」という話になって、近くのマイクロブルワリーで午後6時半に待ち合わせることになった。
あいにく、木曜日の夕方という最も混雑する時間帯(こっちの週末は木曜日から始まる、笑)、行こうと思っていたビール屋さんは満席で座れなかった。
それで別のバーでビールを2、3杯。
アルはケベック出身で1980年代生まれ。モントリオールでの知り合いは私よりも年上の人が多いので、ちょっと新鮮な感じがした。
アプリ開発者で、仕事の切れ目切れ目であちこち旅行をしているらしい。ここ数年は中南米を旅行することが多く、そのとき友人Dと出会った。
旅行愛好家どうし、すぐに仲良くなった。その夜は家飲みしようという予定になっていたので、その流れで急遽、彼も我が家に招待することになった。
お品書き
- 前菜:枝豆、オリーブ3種
- 豚肉のマリネ焼き、黒胡椒マスタードとメープルシロップ
- フェタチーズとサラミのルッコラサラダ
- アスパラ入り麻辣豆腐四川風
- デザート:パンプディング
旅行者というのは、多かれ少なかれ、価値感や世界観が似通ってくるのかもしれない。仕事も国籍もバラバラの私たちだけど、世界地図を眺めながら会話は途絶えることがなかった。
ここ5年間、アフリカへの出張が多い夫に、アルがこんな質問をした。
「そこで暮らす人々は、夢を語る余裕があると思いますか?
(Do you think people in Africa can afford to dream?)」
彼はこう答えた。
おそらく、世界の人々の半分以上は、その日ご飯を食べられるかどうかで精一杯だと思う。僕たちは世界人口から見れば10%の裕福層に含まれるのだろう。
それで「僕たちはラッキーだ」という人は多いけど、それだけじゃなく、その不均衡をどうやったら調整できるかを、考えなくてはいけないんじゃないかな。
旅はおもしろい。旅先でいろんな人と話をするのも、そこで知り合った人と再会するのもエキサイティング。
また、旅に出たくなった。