はな劇場

地下1階。土壁に囲まれた、アップライトピアノとステージだけの場末パブ。Googleマップには載っていません。

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アーリーリタイヤと転職限界年齢

できることなら、夫にアーリーリタイヤしてもらいたいと思っている私です。日本でもアーリーリタイヤを目指す人が以前よりも増えているようですね。

ただ、アーリーリタイヤしたからといって、人間は「何もしなくていい」状態にはなりません。

 

リタイアした後に何かしたいのか、ここを明確にしておかなくてはいけないのでは、と思う今日この頃です。

 

 

FIREムーブメントについて

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我が家の薪暖炉の炎

英語圏のネット世界では、少し前から「FIREムーブメント」というキーワードが注目されています。Financial Independence, Retire Earlyの略であり、経済的に自立しアーリーリタイヤすることを指しています。

ウィキペディア(残念ながら英語のみ)によれば、最初の始まりは1992年にまでさかのぼるようです。

その後、何度か再注目される機会があり、主にネット上のブログやポッドキャストなどで頻繁に議論されているムーブメントのようです。

 

ちなみに、英語の「fire(ファイヤー)」と言う単語が「火」を意味しているのはご存知だと思います。これが「I am fired.」となると「解雇された」という意味になります。それを皮肉気にもじったような「FIRE」という呼称は、なかなかセンスがいいネーミングですね。

 

リタイヤした後も人生は続く…

FIREムーブメントについての詳細は省きますが、簡単に説明すると、若いうちから貯金をする、支出を抑えることで、経済的に自立してさっさと雇用される生活におさらばしよう、という考え方が基本になっています。

金持ちだけの理論だという批判もありますが、「雇用される人生」からの解放というのは魅力的に聞こえます。

 

ただ、アーリーリタイヤして被雇用から外れたとしても、毎日何もしないでボーっとするわけにはいきません。人間は常に何かしらの活動をする動物です。

だから、アーリーリタイヤを目指すのはいいとしても、リタイヤした後に何をしたいのか、が重要になってくると思うのです。単に「今の仕事から解放されたい」というのであれば、転職という方法もあるのですから。

 

日本の転職限界年齢って…

とはいっても、日本の転職事情は未だに年齢が重要視されているようですね。(日本から離れて久しいので、日本の状況についてはネットなどを通じて情報収集するだけですので、表現があいまいになるのはご容赦ください。)

 

少し前に、夫の同僚をディナーに招待したとき、彼が胸の内を明かしてくれたことがありました。転職を考えているというのです。

彼が言うには、自分は転職するには年齢的に限界が近づいているから、早めに決断しなくてはいけない、とのこと。でも、彼はどう見ても私の夫より年上で、おそらく50代半ばです。

「こっちで、転職できる年齢上限って、何歳くらいなの?」

と聞くと、

「普通定年退職が60歳だから、それまで2,3年しかない場合は、転職する意味がないよね」と言われました。

言い換えると、50代半ばならまだ十分に転職可能な年齢だということです。

 

付け加えておくと、彼はいうなら「オフィスワーカー」であり、SEなどの特別な技術職ではありません。

 

アーリーリタイヤか転職か

日本では転職できる年齢が低いために、アーリーリタイヤがますますクローズアップされているような気がすることがあります。

「アーリーリタイヤ」「FIREムーブメント」という言葉の響きは魅力的です。

しかし、何がやりたくてリタイヤしたいのか、それとも単に今の仕事から逃れたいから早くリタイヤしたいのかを、慎重に見極めて行動することが大切なのではないかと思うのです。

 

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