はな劇場

地下1階。土壁に囲まれた、アップライトピアノとステージだけの場末パブ。Googleマップには載っていません。

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カナダ、ケベック州コロナ事情:外出禁止令強化に逆戻り

昨日夕方のニュースで、ケベック州の外出禁止令が再び厳しくなるとアナウンスされました。

 

去年のクリスマス直後発令された当初は、夜8時(8時半だったかな?)の外出禁止でした。

それがいったんは9時(9時半だったかも)まで緩和されたのですが、またこの日曜日以降、8時以降外出禁止に逆戻り。

 

ケベック州、おそらくはモントリオール市内の感染状況が悪化したことを受けての施策です。

 

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昨日の情報では、直近の一日のケベック州の感染者数、約1,200人。

それ以前は1,000人以下に落ち着きそうな雰囲気だったのが、イースター休暇を終えて再び増加し始めたようですね。

 

イースターは、こちらの人にとっては大きなイベントです。

日本人にとっての正月やお盆みたいなノリだと思います。

 

家族が集う大切な日。

しかし、政府からは家などプライベートスペースのインドアに集まることの禁止令が出ていました。

 

にもかかわらず、某調査によると「それでもイースター中に家族を訪問する予定だ」と答えた市民は、全体の40%以上だったといいます。

 

―――それを聞いたとき、正直、こっちの人はバカなのかなと思いました。

 

プラスチックごみを出すことや、赤身肉を食べることが、間接的に地球環境に悪影響だということは知っているくせに、

身勝手な行動で感染を広げることが、間接的に、死ななくてもいい人たちを死に追いやるかもしれないということは想像できないのだろうかと。

 

約一年前、ロックダウンで田舎暮らしを始めたころ、ストーブ用の薪を配達してくれた木こりに、

「なんだ、おまえさんたち、そんなに(コロナウイルスが)怖いのかい?」

みたいなことを揶揄されて、ちょっとむっとしたのを思い出しました。

 

「お前はもうちょっと、怖がれ。そのカウボーイ精神を何とかしろ!」

と、いいたかったものです。

 

たとえワクチン接種でコロナに対する安心感が得られたとしても、

感染症に対する正しい理解を身につけない限り、第二、第三のコロナウイルスが発生したときに同じことが起こるわけです。

 

個人の考えを尊重するのは素晴らしいことですが、こと、集団衛生という観点からは、その脆弱性を感じずにはいられません。

 

 

 

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